渋谷アメデオ

SHIBUYA Amedeo

タイの BL ドラマのような暮らしがしたい

 家の中で過ごす時間が増えたのを良いことにタイの BL ドラマを片っ端から観ている。だって YouTube で全話公開されてんだよ、すごくない? ネット配信系の配給会社っぽいんだけど、まずは観てもらってナンボでしょ、ていうそのスタンスが非常に今っぽくてとても良い。実際、各作品は全世界でファンを獲得していて、字幕ボタンを押すと多くの言語に翻訳されているのが分かる。すごい、全世界の腐女子がここに集まっている!(しかも全世界の腐女子のツボが一緒!)

 タイ BL ドラマの何が良いって、基本的に展開がポジティブなんだよね。そりゃドラマだから物語としての浮き沈みってのはもちろんあるんだけど、基本的に全部が肯定的なの。「主人公の青年が意識した相手は男性だった」なんてのはこの手のドラマでよくある葛藤の場面なんだろうけど、タイ BL ドラマではそこはあまり重要ではなくて、そんなことよりも主人公たちがどれだけ相手を想っているか、どれだけ相手のために行動しているかが丁寧に描かれる。

 そもそも「え、お前、男が好きなの? マジかよキッショ」みたいなシーンがほとんどない。というか、観ている限りでは SOTUS のシーズン 2 で主人公の被害妄想として一瞬描かれたぐらいで、分かりやすくバッシングされるシーンは全然出てこないんじゃないかな。話題の 2gether も主人公の 1 人が仲間たちから「変態かよ」と軽く言われたぐらいで、それが「気持ち悪い」「お前とは一緒に居られない」という台詞には発展していない(ニュアンス的には、俺にはちょっとわっかんねーわ、ぐらい)。そんなのポリコレ的な配慮でしょ、て言われてしまったらそれまでなのかもしれないけど、こういうドラマが生み出せるタイの土壌に感動している。暗い部分に着目して同情や当事者の共感を得ることよりも、明るい部分に注目して肯定的なイメージをどんどん獲得しようとしてくれていることのほうが観ている側としても気持ちが良いしね。なんで日本で、日本でこういう作品が作れないんだ! どうしてこういう生活ができないんだ!

 あと単純に、俳優陣がドンズバで好みです。二重まぶたががっつりこってりした大きな目とか、ツンと尖った感じの顎がもともと大好物なので、基本的にタイの俳優陣は全員どストライクです。

 2gether で主役の 1 人のお友達を演じている Mike さん。ずっと噛ませ俳優ポジションで輝き続けて欲しい。タイの俳優さんは SNS の活用がめちゃめちゃアクティブで、俳優自ら新鮮なネタを投下し続けてくれる。サービス精神旺盛すぎるだろ。

 
 
 
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happy sunday everyone 🦊🧡

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 SOTUS で神経質そうな後輩くんを演じていた Fiat くん。いつまでも中学生みたいなビジュアルは凶器。高身長になりがちなタイ俳優陣に対して 170cm ぐらいしかないそうなので(タイの平均身長からしたら普通なんだろうけど)全員が横並びになったときに彼ひとりだけポコンとヘコみができるのももはや作戦だと思う。

 
 
 
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