渋谷アメデオ

SHIBUYA Amedeo

自由にタイに行ける暮らしがしたい

 今年もどこかのタイミングでタイに行きたい。

 タイ自体は既に一度、一昨年の年末に行っているんだけど、むしろ二度目、三度目からがさらに面白くなるんじゃないかって勝手に思っている。というか、先月に南国の島に行った時にそう思ったんだよね。アメリカ自治領のその島国に初めて訪れたのは同じく初挑戦のスキューバダイビングがきっかけで、その時にスキューバダイビングとともにどハマりし、一昨年の9 月、去年の 3 月、7 月、そして今年の 3 月と通い詰めている。その話を会社ですると「そこまで足繁く通っているってことはきっと素晴らしいリゾートなんだろう」と言われるんだけど、正直、海がドチャクソに綺麗、という点以外は何もないクソ田舎だからね。街(というよりも町)は数年前にやってきた超大型の台風の影響でボロボロで、資金力のないローカルはそのまま多くの建物を放棄したので倒壊した家屋が町のど真ん中でもちらほら。そこに乗っかってきたのが中華資本で、田舎の南の島に似つかわしくない絢爛豪華な大型カジノ(金で覆われた柱に、入り口にはポセイドンの石像!)やホテルをおっ立ってて、ビザの要らないアメリカ自治領そしてリゾートっつーことで道行く人は中国人や韓国人ばかり。観光業に特化した島国なので、ローカルで観光業に従事する人たちは母国語と英語はもちろん、中国語、韓国語、日本語、そしてロシア語まで使えるらしい。行くたびに町が中華資本に染められる島。その中にひっそりと残るローカルたちの店を捜し出して楽しむ島。

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 閑話休題

 だからタイにもう一回行きたいっていう話なんだよ。観光地らしいところは前回も行っているし、綺麗なものは見たし、美味しいものも食べたけど、なんて言うか、まだ「勝手が分かってきたからこそ楽しめるもの」に触れてないような気がするんだよね。そりゃ 1 回しか行っていないんだから勝手なんて分かるわけがないんだけどさ、「旅行中とりあえずあそこのお店にはまた行きたい」とか「あそこだけは何度行っても楽しい」みたいな場所があるだけでも海外旅行中の精神的なゆとりがかなり違う気がする。先述の南国の島の話をするなら、同行してくれた先輩に「今夜は何が食べたい?」て言われたときに、4 回目にして「あそこのローカルフードの店、美味しかったですよね、どうですか?」てサラッと言えたときに、「あ、なんか楽しいかも」て思えたんだもの。

 あとね、前回行ったときにやってないことがあるんだよ、タイで。

 マッサージ、それも性的なマッサージのお店に行ってない。

 いや、そんな理由でタイに行こうとしてんじゃねーよって怒られそうだけど、「そういうお店じゃなくてもチップ目当てでそういうサービスのアプローチをされることがある」とよく話題になる国で、毎日 1 回ずつ何かしらのマッサージやスパの店に行っていたのに全くそういうイベントに遭遇しなかった僕は、逆にタイで体験すべき大事な要素の一つを見事に回避してしまっていたのではないだろうか。日本に来たのに浅草寺の雷門を見ませんでした、みたいな。

 というわけだから、みんなでタイに行きましょう。現地集合、現地解散ね、日中は自由行動で、晩御飯だけ集合してみんなで食べるっていうルール。自由行動だから日中は何をしていても構わないけど、僕のことは放っておいてもらっていいかな、ちょっと行きたいところがあるので。いいね?